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【地域情報】静岡県伊東市「まぼろし博覧会」の中毒性がヤバイ件「➁夢か、うつつか、まぼろしか 昭和時代を通り抜け・悪酔い横丁 編」

さて、前回は「密林にたたずむ大仏と古代文明遺跡 編」として、まぼろし博覧会の触りをご紹介させていただいたが、まぼろし博覧会はこんなものではない。
第二エリアの「夢か、うつつか、まぼろしか昭和時代を通り抜け」と「悪酔い横丁」は、まぼろし博覧会全体で一番広いエリアなのだ。さっそくご紹介していきたいと思う。



1.ノスタルジックな日本が乱立する

「夢か、うつつか、まぼろしか昭和時代を通り抜け」の入り口に到着。
鯉のぼりや着物のマネキン、昭和時代のポスターなどに紛れて、なぜか海外の国旗まで展示してある。
ノスタルジックな日本のお祭り風でもあるが、多国籍でもあり、のっけから先制パンチをくらうようなカオスっぷりだ。
こういった奇妙な展示というのは、主に天才型の人間が感覚で空間を作っている事が多い。その為か、作り手の感情がバシバシ刺さってくるようで、こちらも良い意味で消耗してくる。こういった場所が苦手な人は、この時点でどっと疲れるだろう。

ノスタルジック且つ多国籍な空間

中に入ってみると、このように昭和の新聞チラシだろうか?壁一面に貼り倒してあるのだ。
当時のトレンドや時代背景が見て伺える。
こういった展示は、まぼろし博覧会の特徴の一つで、いたるところにある。
今回は取材で来ているが、正直これを全箇所しっかり見て回るとなると、とても一日では周り切れないだろう。

壁一面昭和のチラシ

ここから、徐々にエロの要素も含まれてくる。
子供からお年寄りまで楽しめるとあるが、これは子供はOKなのだろうか?まあ、ギリOKなのでしょう。
まあ、個人的にはこの程度のエロで「キーキー」言うババアとか、ジジイとか馬鹿だと思っているが、そういった事関係なく展示しているオモイッキリの良さは、非常に好感が持てる。そしてなにより、「君の名は」がシュールだ。

君の名は

昭和初期の象徴の一つ、「学生運動」だろうか?バリケードが張ってある。
「安保粉砕の斗にナンチャラカンチャラ」と書いてあるので、恐らく1960年の安保闘争とか、1970年の全共闘運動の事だろう。日本が最も熱く狂っていた時代だ。

学生運動のバリケード

昭和のゲーム機なんかも置いてある。
世代的にテーブル型のインベーダーゲームを、生で見るのは初めてなのでテンションが上がる。高校生のヤンキーが、タバコを加えて喫茶店でインベーダーという絵が頭に浮かんでしまう。

昭和の喫茶店にあるインベーダーゲーム

昭和のゲーム機だけではない。
むしろ平成のゲーム機まで紛れて展示されており、自分の世代のものばかりで、これまたテンションが上がってしまう。
ファミコン・スーファミ・PCエンジン・メガドライブ・ヴァーチャルボーイといった、歴代の勇者達が悠然と構えているのだ。

歴代の勇者達

例のごとく、まだまだご紹介したい展示はあるのだが、なにしろ展示数が多い為、すべてご紹介できないのが悔しい。というよりも、気になる方は、一度まぼろし博覧会に行ってみる事をお勧めしたい。
そうこうしているうちに、一通りの昭和色の強い展示は終わる。
ここから先は、ますます説明のつかないカオスな空間へと続いていく。



2.狂気溢れるコラージュ空間「悪酔い横丁」へ

ここからは正直説明が難しい。
まぼろし博覧会の本領発揮といったところか…。
とにかく狂気且つカオスな空間がひたすら続く。
おそらくコラージュエリアなのだろう。ペンギンの無表情さが妙に存在感を放っている。

秘密基地がテーマなのかな。スーツの男性のマネキンに馬の頭。何故かは分からないが、個人的には漫画の「ホムンクルス」を思い出す。
このように、1つの作品の意味を解き明かすのが難しい為、理解しながら進む事はまず出来ない。各々が感じた事を宿題として持ち帰る事になるのだ

秘密基地

部品置き場なんかもあるので、悪いところがあれば即交換可能だ。
アンパンマンの人間バージョンといったところか。
かなりの狂気を感じる。

人間部品置き場

陽気にパラダイスな空間。
密林にたたずむ大仏と古代文明遺跡もそうだったが、とにかく短冊が多いのも特徴。
やはりここの短冊にも、リアルな願いが一枚ずつ書き込まれている。
この辺からは、エロもハードになってくるのだ。

陽気なパラダイス空間

聖母マリアをかたどった拷問器具、アイアンメイデンもある。
しかし、このアイアンメイデンは富士額なのがうける。本来はマリアを模しているので、センター分けのような髪型のはずだが。
色々な種類があるのかな。

富士額アイアンメイディン

何と言えない空間を更に奥に抜けていくと、なんとあの鬼畜系・電波系ライターとして有名な、「村崎 百郎」の展示があるのだ!

3.いざ村崎百郎館へ

まず、村崎 百郎という人を紹介したいと思う。
村崎 百郎は生まれつき「電波」を受信するという特異体質を持っており、狂気に満ちた特異なキャラクターとして人気を博していたライターである。
趣味はゴミ漁り、「人間は燃えるゴミである」や「悪い事はバレないようにやる」や、数々の名言を残している。

村崎 百郎
出典
UPLINK

1990年代に「すかしきった日本の文化を下品のどん底に叩き堕とす」ことを目的に「鬼畜系」を名乗り、この世の腐敗に加速をかけるべく「卑怯&卑劣」をモットーに日本一ゲスで下品なライター活動を始める。
また、漫画家の森園みるくの夫としても有名だ。

更に、2010年7月23日に、読者を名乗る男に自宅に強盗に入られ、48ヶ所を刺され殺害された事で衝撃的最後を迎えた。
村崎百郎を殺害した犯人は、精神鑑定の結果「統合失調症」を患っており不起訴になったそうだ。

村崎百郎は殺される数日前、妻の森園みるくに「俺はキチガイに殺される」と話していたとの事。
当然、森園みるくも、そんな話は真に受けてはいなかったのだが、結果的に本人の予言通りにこの世を去ってしまったのだ。
また、かなりの霊感体質であった事でも有名で、全く霊感の無かった森園みるくも、村崎百郎と生活していく事で、心霊体験を多々経験していると話している。

村崎百郎の話だけで一本記事が書けてしまう勢いなので、もっと詳しく知りたい人は「村崎百郎」で検索してみると良いだろう。

村崎百郎館のエリアを進んでいくと、小部屋に繋がるドアがある。
さっそく中に入ってみると、そこには村崎百郎の世界が広がっている。

小部屋へのドア

中は書斎のような部屋になっており、村崎百郎の私物が展示されているのだ。
この展示を作ったのは、何を隠そう村崎百郎の妻の森園みるくだ。
作る経緯に関しては、森園みるくさんの漫画「私の夫はある日突然殺された」を読んでいただければ分かるので、ここでは紹介を控える事にしておく。

村崎 百郎の世界観

すぐ隣には、村崎百郎本人のマネキンがある。
フードとか多分本物だと思う。
というか、このマネキンだけ目が生き生きしてて、鳥肌が立った。
正直、この辺で頭が痛くなるというか重いというか、少し具合が悪くなった。
でも霊感無いので関係ないけどね!と自分に言い聞かせてた。
ちなみに一緒に行った人は、具合悪くなったそうだ。

村崎 百郎本人のマネキン

とにかく、細部まで世界観の作り込みがすごい。妻の森園みるくさんが作っているのだから、世界観というよりも本当にこういう人であったのだろう。

村崎 百郎の世界観

常軌を逸した作品が並ぶ。

常軌を逸した光景

階段に、女性のパンツが落ちているあたりが村崎百郎っぽいと個人的に思う。

女性のパンツ

個人的には、この時点ですでに大満足だ。
村崎百郎館だけで入場料の元を取っているような気がする。村崎百郎館を抜けると、「夢か、うつつか、まぼろしか 昭和時代を通り抜け」エリアはほとんど攻略する事になる。もちろん紹介していない部分もかなりあるが。



4.まとめ

「夢か、うつつか、まぼろしか 昭和時代を通り抜け」と「悪酔い横丁」エリアは、本当に濃い空間だ。
まぼろし博覧会ならではの展示が多数あり、食傷気味になるのは必至だ。
次は第3エリア「悪酔い横丁」だ。悪酔い横丁では不可思議な写真も撮れた。が、続きは次回、【地域情報】静岡県伊東市「まぼろし博覧会」の中毒性がヤバイ件「➂悪酔い横丁 編」でご紹介していきたいと思う。

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